ウェブセミナーを受けて気になったことはもう一つあります。
それは家計管理の話です。
私は独り暮らしの経験もあるので家賃や光熱費、生活費については一通り理解があります。
実を言うと、これって凄く大切なことだと思うのです。

実家暮らしでは分からなかった問題ですよね。
人間は生きるだけでかなりのお金がかかります。
たとえば家賃の目安は概ね給料の中の「手取り」の三分の一が目安だそうです。
もちろん、貯金をしなければもう少し出すことは出来るでしょう。

日々の生活は大事です。それを豊かにするためには家賃も生活費も多くなってしまう。
どんなに年収が高くても浪費してしまえばお金は蓄えられません。
しかし、貯金が無くては老後の生活はままならないでしょう。
子供が出来た場合は大きな出費があるのは間違いない。

結局のところ「貯金をどれだけしたいか」が大きなポイントになると思います。
金銭感覚の中でここが一番、重要なのではないでしょうか。
ここを基準にどこを我慢するのか。それを話し合う必要があると思います。
そして、貯金をするために家計は管理しなければなりません。

共働き夫婦の「家計の管理方法」は以下のパターンあるとのことでした。
1.項目別に支払いを分担する方法
2.お互いに、毎月定額を共同口座に入れて管理する方法
3.ふたりのお金を1つにまとめ、ふたりともお小遣い制にする方法
4.夫婦どちらかの収入を生活費、どちらかを貯蓄にする方法
5.得意な方がお金の管理をして、1人だけお小遣い制にする方法

細かく書くことはしませんが、それぞれにメリット、デメリットがあるようです。
この辺りはWEBで調べても詳しく出てきますね。
個人的にお金の管理は「得意な方がする」と言うのが良いと思っています。
私自身の管理能力は決して高くはありません。綾子さんが得意なら任せて良いと思います。

しかし……出来ればお小遣い制は避けたいというのが私の本音です。
とはいえ、給料は全額を家に入れても良いと思っています。
問題は残業と出張なのです。頑張った分は手元に残って欲しい……。
この方がモチベーションも維持できるのではないかと思います。

ただ、この辺りも話し合いになるでしょう。
たとえお小遣い制になったとしても交渉の余地は残っているはずです。
たとえば生活費。ここに何を含めるかによって変わってきます。
交通費や昼食代が生活費ならそこまでお金は使いません。

交際費や普段の晩酌が生活費になるかどうかは難しいところでしょう。
日用品はともかく化粧品や理容代、洋服代については判断が分かれると思います。
そして娯楽費……、二人で生活するうえでどこまで許容するのかは考えないといけません。
まずは綾子さんの希望を聞いて、その上ですり合わせていく必要があるでしょう。

私としてはふたりで3000万円程度の貯金は残しておきたいところ。
もしも子供が生まれたらさらにお金は必要になってきます。
色々と考えると先行きが不安ですが、何も考えずに楽観することも出来ません。
現実はやはり厳しいものです。

なお、独身時代に築いた貯金は夫婦のものではなく、個人のものです。
実を言うと私は少し勘違いしていました。結婚前の財産は共有しないのですね。
あくまでも結婚してから築いたものが共同の資産となる。
普通に考えれば当たり前のことですね。

真剣交際セミナーは受けておいて良かったと思います。
二人で生活をする。それは何となく甘い匂いがしますが、簡単なことではありません。
ちゃんと決まりを作っておかないと、後々の生活に影響すると思います。
逆に、ここをきちんとしておくことで上手くやっていけるのではないでしょうか。

個人的には揉めたくはありません。けれど言いたいことはちゃんと言っておかないといけない。
結婚するというのはやはり簡単なことではないのでしょう。
自分の「当たり前」が相手にとっての「当たり前」とは限らないのです。
やはり「話し合う」ことが大事なのだと再認識しました。